「イヌ皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(cMSC)」の全国搬送を開始しました。

2020.07.01

動物再生医療技術研究組合(PARM)は、これまで関東一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に「アニコム先進医療研究所株式会社(社長:河本光祐)」の有する品質管理システム下で培養したイヌ皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(cMSC)を各動物病院様にお届けしてまいりましたが、今般、搬送体制を整え、全国の動物病院様に細胞のお届けが可能となったことから、7月1日より全国搬送を開始します。
これにより、組合員である各動物病院様は、初期の設備投資等をせずとも、また、少ない症例数からでも、細胞治療を開始することが出来るようになりました。さらに、実際の治療にあたっても、細胞培養や凍結細胞の解凍をする等の作業を行う必要はなく、搬送された細胞ですぐに細胞治療が実施可能となります。

今後も、組合活動を通じて、当組合に参加する組合員が連携し、培養、搬送、投与及び経過観察という細胞治療サービスの一連のプロセスを試験研究するとともに、これらについての自主的な基準を確立していくことで、飼育動物分野における適切な細胞治療市場の拡大に貢献してまいります。